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ACT.2
お付き合いというものがいまいちわからない二人。
だけど好きなことなら知っている。
なので会う時間は、たいてい夕方から夜。
でも仕事を昼にしている衣露里には良かった。
「今、仕事終わったからそっちに向かうね」。
今日は星を見つつ、レタス畑を見て、川上犬と遊んで。
雅司は、衣露里との交際を内緒にしてる。
小さい村だから噂はすぐに広まって両親も本当は知っているけど、「本人がいってくるまで黙ってよう。アイツももう大人だ両親はそう思ってる。
衣露里:
ねぇ、雅司
雅司:
ん?
衣露里:
川上犬、今の私じゃ飼えないよね。
衣露里はマンションで一人暮らし。
雅司:
審査あるからなー
ちょっと落ち込む衣露里。
衣露里:
会いに来ればくるほど一緒に住みたくなるんだよね。
雅司:
……
雅司は少し考え込む。
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