3/4
前へ
/19ページ
次へ
「アンタ達ってさぁ、よく続いてるよねー。そんな淡白な付き合いで」 「あー……まあ」  彼女は曖昧に答えながら、目の前の紅茶に口をつけた。 「え、なに、その反応? うまくいってないわけ?」 「そういうわけじゃ……」  今年で3年目の付き合いになる彼とは、うまくいっていないわけではない。  むしろ仲はいい方だ。  ただなんとなく、ときめきだとかそういう雰囲気にではない。  それはきっと、お互いに感じてることで。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加