第一章 幻想入り

2/8
前へ
/18ページ
次へ
俺の名前は榊俊也。どこにでも居るごく平凡な高校生だ。成績も特に突出した科目があるわけでもなく、大体平均程度だ。 部活は一応弓道部に所属してはいるが、半年前にちょっとした事故があって今は幽霊部員になっている。 そんな俺の趣味…と言うか好きなものはゲームで、最近は東方シリーズと言うものにハマっている。出てくるキャラクターも可愛い女の子ばかりで結構気に入っている。 今日も既に授業も終わり家まで後数分のところまで帰ってきていた。 「さってと…今日はどれをやろうかな……どれも捨てがたいからなぁ…」 独り言をぶつぶつ呟きながら数秒…一つの結論を出した。 「ん~…よし、今日は紅魔郷をやろう。いい加減ハードノーコン達成したいしなにより、レミリアに会いたいし」 レミリア・スカーレット…東方シリーズの中でも一番好きなキャラだ。幼い外見に似合わず大人びた口調もいいし、最近の同人誌なんかだと外見通り精神的に幼かったりとカリスマがあるのか無いのかわからなくなってきているけれどもそれはそれで可愛いなぁとも思うわけで… そんなことを考えている内に自宅に到着していた。鞄から鍵を取り出して家のドアを開けようとしたとき足下に奇妙な円陣ができたかと思うと同時に俺の意識は飛んでしまった…
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加