第一章 幻想入り

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客室から出てパチュリーと館の中を歩いていくが、廊下の長さが半端じゃなく長い…下手なショッピングモールなんかより広いんじゃないか? 「館の中に空間をいじるのが得意な人間が…って俊也はそんなことは判ってたわね」 それは此処のメイド長の十六夜咲夜のことだろう。確かに知ってはいたけど… 「実際に見てみるとすごい能力だよなぁ」 「お褒めいただきありがとうございます」 独り言を呟くとすぐ隣で声が聞こえ声も出せずに隣を見るといつから居たのか咲夜さんが隣に立っていた。 「着いたわよ…ふぅ…やっぱり歩くと結構大変ね…」 「……そうなのか?俺は徒歩しか経験無いから判らないけど」 ちなみに此処まで5分程度しか歩いていないのは言ってはいけないことなのだろうか… 「飛んだ方が効率がいいの。体力的にも魔力的にも。」 そういいながら館の主の居る部屋のドアを開けて中に入っていくのに続いて俺と咲夜さんも中に入っていった。
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