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「亮太ってめぇ!」
拓斗と亮太は笑いながらプ
ロレス技を仕掛けてじゃれ
あっていた。
男子は元気だなー…
私は大きなあくびを1つした。
「李音ちゃんかわいいあくびしたね」
目の前にはショートカット
が似合う女の子が立ってた。
「あ、名前知らないよね。私は山田恵!」
「恵ちゃんよろしく。」
私は精一杯の笑顔を恵ちゃ
んにあげた。 こう見えて
私は人見知りなんです。
「あのさー!!亮太くんのことなんだけどさー…」
恵ちゃんはいきなりモジモ
ジし始めた。あー…やっぱ
り亮太目当てかぁ…
「恵ちゃん…私も亮太のこと好きだから!」
すると恵ちゃんは驚いた表
情を見せた。そしてさっき
とは真逆の表情をみせた。
「宣戦布告?まぁ、最初から李音ちゃんが好きなこと知ってたけどね」
恵ちゃんは冷めきった目で
私を見下ろしていた。
怖い…
「お前らなにやってんのー?」
亮太は不思議そうな顔をし
てこっちを見てる。
「えと…」
「なんでもないよー!!ただお話してただけだよ」
恵ちゃんは笑顔になっていた。
「そうか。」
亮太はそういって微笑んだ。
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