日常

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「ふぅ。」 みなさん、おはようございます。 さっそくですが自己紹介をば。 名前は、斎賀 龍(サイガ リョウ) 変な名前ですよね。 自分の名前嫌いです。 身長は166センチの16歳。 性格は最悪。ご想像にお任せします。 髪はいたって普通。 セットするわけでもなく、ただ乾かしただけ。 もちろん地毛の黒髪。 でも、遊びに行くときはちゃんとセットしますよ ま、こんなもんですかね。 「はよ、龍。」 俺が学校に向かって歩いていると、後ろから声をかけられた。 今声をかけてきたのは、俺の友達である仲居 涼介(ナカイ リョウスケ) 身長170センチの髪の毛ツンツンチャラ男野郎です。 茶髪だしね、染めてるしね。 「はよー、りょーすけ。」 後ろからかけられた声に対し、それが涼介だとすぐに認証して、後ろを振り返り返す。 喋りが違う?むしろ今までが違う俺です。 だって、みなさんとは初対面ですもの。 いつもはこんなダルそうな喋りですよ。 ちなみに、うちの高校、規則緩いので染めても問題ナッスィング。 と、涼介が言ってました。 そんなことはないはずなんだけどなー。 「おい、龍。 ボーっとしてんな。早く行かねーと遅刻すんぞ。」 俺がなぜ、涼介は髪を染めても平気なのか、校則はどうなっているのかを真剣に考えていると、涼介が急かすように声をかけてきた。 「ん、そだなー。 あー、めんどくせぇ。」 それに対し、全てがめんどくさくなった俺はめんどくさそうに返事をした 意外と涼介真面目なのです。 ビックリするよねー。 こんな身なりでチャラ男のくせに 根がなかなか真面目だったりする。 俺とは逆ってことですね。 「まだ学校入って1ヶ月だぞ…。 めんどくさくなるの早すぎだろ。」 めんどくさそうな俺に対し呆れ気味に涼介は返してきた。 「んなこたねーだろ。 学校はいつだってめんどくさいものだよ。 お前はなんかいつも楽しそうでいいよなー。」 その返しに対し、尚俺はめんどくさそうに返す。 コイツ、いつも楽しそうに過ごしてて、ちょっと羨ましい。 「入ったばかりだからな。 女の子との出会いがいっぱいあって ワクワクすんぜ。 青春ってカンジ。」 ワクワクしてるかのような、いや、本気でワクワクしてるのだろう。 ウキウキ顔で涼介は呟いた こいつは真面目なんだかチャラいんだか… みなさんどー思います?
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