日常

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ーーま、そんなのはどーでもいーんだけどね。 コイツは俺の友達だし、どんな奴だろうと、俺が友達だと認めた男だ。 大袈裟かもしれないけどそんなもんだろう?友達って。 いや、親友って。 俺がこっぱずかしいことを考えていると涼介が怪しそうにこっちを睨んできた。 「なぁにニヤニヤしてんだよ?気持ち悪い。」 「うっせぇよ。 お前のチャラさについて真剣に考えてやってたんだダアホ!」 俺がそう言うと涼介はさらに睨んできた。 「はぁ?お前、俺のどこがチャラいんだよ? 俺はなぁ、チャラいんじゃない。 ただ、熱しやすく冷めやすい体質なんだよ。 わかるか? 寄ってくるのは向こうで、その気持ちに応えたい。 そう思って付き合うんだ。 まぁ向こうも俺に理想を抱いてくるんだ、それで現実は多少幻滅もするだろう。 俺も然りな。 それで、たくさん付き合うけど、その分別れるんだ。 わかるか?」 …………なんか、熱く語ってますけど。 「それを総称してチャラい、って言うんじゃないのか?」 え?違うの? それをひとまとめにしてチャラいって言うんじゃないのか? 「はぁ…。 お前はなんもわかっちゃいない。 いいか?よーく聞けよ? チャラいと言うのはーー」 またもや涼介は熱く語り始める。 「わかったわかった。 もうよーくわかったよ。 とにかく、お前はチャラくないが、このままだと俺達二人とも遅刻だ。 オーケー? 急がないとやばいぞ。」 なんやかんや、話し込んでしまっている。 おかげで現在時刻は8時だ。 「おっと、やばい。 よし、急ぐぞ龍。」 俺が遅刻する、と警告し涼介はさっきまでの熱が下がり、冷静になる。 「おう。 時間的に、アイツがいやがるな。 裏道から行くぞ。」
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