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<永久目線>
夏休み。
生徒会の仕事がほとんどなくて。
未来には仲の良い友達がたくさん出来て、毎日楽しそうに出掛けていて。
そのお陰で、俺はバイトに明け暮れる事が出来た。
けど…………
「…………だりぃ……」
無理が祟ったせいか、自宅のベッドでぐったりする羽目になっていた。
俺がこんな状態なので、歩夢先輩にお願いをして、未来を預かってもらい、1人寂しく寝ている訳なのだが………
「寂しいとか…………」
俺がそんな事を考えるなんて、相当弱ってるんだろうか。
「椿…………」
アイツの名前を呟きながら、俺は意識を手放した。
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