銀色の雨

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「キャッ!!」 「ごめんなさい!!」 イケメンのホストさんが、せっけんのついた手で洗面器を持っていましたので、手がすべって、アタシに洗面器に入っていたお湯がかかってしまいました。 「ヤダー!!もう。」 アタシの着ている白のブラウスと赤いスカートがグショグショに濡れてしまいました。 「ごめんなさい。」 ホストさんは、アタシにあやまりました。 「いいのです。」 店の番台にいるおかみさんは、なおもアタシを呼んでいました。 「則子ちゃん、何をしているの…早よ来てや!!」 「はーい、今行きます。」
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