女郎蜘蛛

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沙織は記憶のある建物の前に立っていた。 この場所には絶対に来たくはない所に以前エナスによりベッドに拘束された戒しい所にいた!? あれ?私何で此処に来たのかな!? 頭がぼやけて少し頭痛がした…早く自宅に帰えろう! すると辺りから聞きなれない不気味な声が聞こえてきた… テケ♪テケ♪テケ♪テケ♪テケ♪ 「ようこそ!お嬢さん♪待っていたよ、さあ♪中にお入りなさい!!」 沙織はその声を聞いた瞬間に自分の身体の自由が利かなく成ってしまった!? どうしよう…足が動かない!?芦屋君助けて… 必死に右足を動かそうとしても少しも足が前に出ない!? 何でよ!? 動いて…右手で携帯電話を取り出そうとしても、全く力が入らない!?自分の身体では無くなったみたいだ… 声も出せない…何で!? 芦屋君助けて、動けないよ…声も出せないよ・・・・ 私どう成ってしまうのかな嫌だよ…助けて…助けて…芦屋君沙織は此処に居るんだよ… 前に捕まった建物の前に居るんだよ…芦屋君に助けて貰った建物の前に居るんだよ… 声を出したくても、出せないんだよ… 芦屋君の顔だけが頭に浮かんだ…声も出せない…携帯電話も掛けられない…身体の自由が利かない!? 助けて…芦屋君・・・
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