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直人は沙織を探しに動揺していた…
「一体沙織は何処に行ったんだ!?」
一連の犯罪がエナスの関係する出来事なら…きっと沙織はアジトだった建物の何れかにいる可能性がある。
親父にも相談したほうが良いと思い電話をした。
「親父、沙織さんが、行方不明なんだ、エナスの事件に巻き込まれた可能性があるから、捜索をしてほしいんだ」
親父に捜索の依頼をした、しかし、まだ犯罪に巻き込まれた可能性が少ない為に多くの捜索員の派遣は出来ないと言われた!
お役所仕事は此だから困る!!手遅れに成ったら俺は生きて行けないのに!!
怪しい建物を順番に注意深く探すしか方法は無かった!
公園の近くで沙織の家から歩いて来れる範囲を最初に探す事にした!
「沙織~何処に居るんだよ~返事してくれ!!」
「沙織~ !!」
叫びながら沙織を探して赤い屋根の建物に着いた。
電気は一階や二階には全く付いていない、此処には居ないのか?
入口は鍵が掛かっていて入れない、建物の周りをぐるりと中を見ながら一周して見たが中に誰かが居る気配がしない…
この建物じゃあ無いみたいだ…
時間を掛けれない…沙織が心配だから、別の建物を探そう…
「沙織~!!返事してくれ!」
呼びながら次の建物を目指した、次の建物はかつて沙織が監禁された建物だから!
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