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親父は「家族からの捜索依頼が出ていないから、本部を動かしての捜索は出来ないぞ、身内の数人ぐらいは動かせるが!坂巻君に自宅に戻り、もう一度お姉さんのアルバイト先に安否を確認してから、最寄りの警察署に捜索依頼を出す様に話をしてくれ!
と親父に言われた。
俺は、坂巻に親父からの指示を伝えたら、「一緒に姉貴のことを探すのを手伝って欲しいんだ!、芦屋の力を俺にかして欲しいんだ頼むよ」
真剣に頼み込まれてしまい、断れ切れない俺は、午後の授業を抜け出して~坂巻和也の自宅に向かった。
家は学校から、15分位の俺の家とは全く逆の住宅地に有った、まだ新築の二階建て住宅が坂巻の自宅だった。
二階の和也の部屋に上がり、姉のバイト先に電話を掛けたら、やはり昨晩は12時にアルバイトを終えて帰宅したとの内容だった。
アルバイト先から、自宅に戻る間に何かに巻き込まれた可能性が高まった!
和也は、母親がいない親父と姉の三人暮らしで、いつも姉と和也で交代で家事をしていると話してくれた。
父親は大手企業に勤めていて、出張が多くて家には余り帰らない、和也は親父に電話をして、姉貴の事を伝えた!直ぐに最寄りの警察署に捜索依頼を出す様にと親父と話してから、俺と和也は警察署にむかった。
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