双子が成長した日

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「陵弥…。」 「なーに、兄さんだってやりたいでしょ?いつもこの時間いっつもストバスしてんの僕知ってんだからね。」 そう言って、持っていたボールを投げた。 そうして、いつの間にか練習をしていた他のやつらもこっちを見ていた。 「ほら、シュートしてみなよ。」 そう、俺に促した。 俺は、フリースローラインに立ち呼吸を調えた。 フッ シュパッ 綺麗な弧を描き小学生とは思えないほどのそのフォームに皆、目を奪われていた。 唯一、陵弥だけは目を輝かせていたが…。
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