『ちひろ先輩』

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「……もう、限界だ…」 「は?…ちょっ、おまっ! 鼻あぁぁぁ!!」 俺は鼻から出血した。 北村の声など最早聞こえていなかった。 『鈴木くん!』 鈴木くん、 鈴木くん、 鈴木くん… 頭の中で何度も響くあの天使の声… 夢ではなく現実で俺に向けられたあの笑顔… 俺は、俺は…! 「…生きててよかったあぁぁぁぁぁ!!!!」
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