♪オープニングはハプニングだらけ!?

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彼はあたしの幼馴染の一之瀬 優太(いちのせ ゆうた)。 あたしが通う事になった全寮制の学校に通う生徒。 ウチの両親から情報を仕入れた優太は、一人ぼっちのあたしをわざわざ迎えに来てくれたのだ。 名前通り優しい少年である。 サラサラの黒い髪、柔らかい笑顔、長身、大きく優しい目・・・・・・。 これだけのルックスがあるから優太は昔からモテる。 モテるくせに地味なあたしに気を遣ってくれる。 幼馴染のよしみであろう。 「何、ボーっとしてんの? 俺の顔に何かついてる? ハッ! まさか朝食った海苔がついてるとか!?」 ぼんやりするあたしを見て優太は手鏡を取り出し、自分の口をチェックし始めた。 「何も付いてないじゃないか!」 チェックを終えた優太はあたしに言う。 「あたし、一言も海苔ついてるとかいってないけど?」 あたしは冷静に返す。 「確かにそうだが・・・・・・。 それならそうと、俺が手鏡出した時点で言ってくれればよかったのに~」 ブゥっと優太はふてくされた。
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