高校1年の冬。

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しばらくして、門井とバイバイした。 嫌だけど門井が帰れってうるさいから帰ることにした。 門井は家までおくるって言ったけど、私はすごく嫌がった。 だって、あんな女がいる家に門井みたいな奴が近づいちゃいけない。 直感でそう思ったから。 家のドアをゆっくり開ける。 玄関を見てわかる。 女も男もいないみたい…… 安心して、自分の部屋に行った。 その日は一日中、女は帰ってこなかった。 静かで何よりだが、嫌な予感が頭をよぎった。
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