高校1年の冬。

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高校1年の冬。

X'mas?お正月?バレンタイン? そんなの私相沢花恋(あいざわ かれん)にはほど遠い話。 周りはすっかりX'masモード。 カップルゎプレゼントを交換して、freeの子達はその子達なりにX'masパーティーやらなんやらで楽しんでいる。 私なんかがそんなパーティーに誘われるはずなんかなくて、X'masは全く予定がない。 一人でビデオ鑑賞でも、しようかな? そんなことを考えていた。 「相沢はX'masどうしてんの?」 そう話しかけてきたのはクラスの人気者。 門井 爽(かとい そう) 運動神経抜群で成績優秀。 それに加えてかっこよくて笑顔がトレードマークの彼はこのクラスの人気者。 私は彼が苦手、まるで痛みや苦しみをしらないようなキレイな笑顔が嫌い。 「聞いてどうするわけ?」 冷たく返す。あーあ、私って全く可愛くない。でも、いいんだこれで。 「っえ?まぁ、確かに。言いたくないならいーよ、じゃ、」 「うん」 絶対、嫌われたよね。いーよ、私だって嫌いだもん。
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