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パンッ
『…ぅ…っ…やめて』
『傷だらけのくせにっ!!聡に近寄るんじゃないわよっ!』
こんなの、日常茶飯事。
家の近くで聡にぃを待ち伏せしてる名前も知らない女の人。
その人は私達が兄妹だという事を信じてくれなくて…
いつも私を殴った。
でも…そんなの、全然気にならなかった。
学校でも傷だらけってことだけでいじめられて…
家でも…
私の精神状態は普通じゃなかった。
だけど
聡にぃの笑顔でそんなの、すぐに吹っ飛んで…
だから…今の私がいる。
こんな、嫌な過去
思い出したくない。
夢なら覚めて欲しい。
でも。
それとは裏腹に過去が鮮明に思い出される。
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