~はなしたくない過去~

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『…ねぇ…何するの…?』 真っ暗でなにも見えない。 手足を縛られてる傷みだけがズキンといたい。 目隠しされてなにも見えない。 『このブラコンが。』 ブラコン。 そうかもね。 『…………やめて』 『こんな傷だらけのくせに』 『………関係ない』 『口答えすんじゃないよ!!』 『……っ……』 腕に走った熱いような痛み。 血がツーと腕を伝うのがわかる。 『…邪魔なんだよ』 同じような痛みが体中を駆け巡った。 痛いよ… やめて、 『ここでそのままおとなしく待ってろよ?だーい好きなお兄ちゃんがきてくれるよー……。あははははっ』
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