11430人が本棚に入れています
本棚に追加
夏海たちと話をするうちに、鈴音の気持ちは落ち着いた。
鈴音は絶品のエビマヨを平らげると、夏海に、「ご飯はいらないから。母が家のコロッケを食べろってうるさいのよ」と言った。
「そっか。北原家のコロッケ、歴史がありそうだよね」と言い鈴音を見て微笑んだ。
「そんなことないから。普通のコロッケだよ」
「ほんとかなあ。今度食べさせて」
「え? マジで?」
「マジで」
「じゃあ訊いておくよ」
鈴音は夏海たちにさようならを言い帰路についた。
.
最初のコメントを投稿しよう!