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頭を撫でてくる御影さん。
「それが僕にとってどれほどの救いになったか君にはわからないでしょ?もう1度聞きます。僕と結婚を前提にお付き合いしていただけませんか?」
私を立ち上がらせると正面を向いて御影さんは真剣に言う。
ドキッとしてしまい目を逸らす。
恥ずかしくてなにも言えない。
でもアリかなって思った。
「まだ、あなたのこと好きじゃないよ。良いとこも悪いとこもお互い知らないよ?それでもいいんですか?」
「これからお互いを知ればいいと思ってる。もちろんそれから別れてもいいです。ただ僕は君を離したくない」
「私が御影さんから捨てられるかもしれないですよ?財産なんていらないから、二人でどこかに逃げようって言うかもしれない」
「僕は君に跪いてるんです、君といれるならなんでもします」
御影さんは私に跪きみぎての甲に口付ける。
返事の代わりに御影さんの頬にキスをした。
これからどうなるなんてわからない。
でもきっとこの約束は真っ赤なバージンロードに続いてる。
end
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