744人が本棚に入れています
本棚に追加
時は昼過ぎ
場所は児童公園。
昼時で、子供らは皆帰ったのか人は少ない。
しかし、ジャングルジムの上に立つ少女が一人。
「クックック…人間共よ。
いずれ、ボクが一人残らず地獄に送ってやる…。」
その少女は腰まで伸びたオレンジの髪を揺らし
つり上がった目と同じように口元を上げ
真っ黒なタイツに近い肌着を着て、下にはスパッツのみという
ある特定の趣向の方たちから、すれば完全にホイホイされるようないで立ちである。
だが、その漆黒の羽根と尖った耳が人以外を表していた。
最初のコメントを投稿しよう!