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「ふぇ??」
キョトンとした顔で、ホワイトライザーを見上げるるしふぁ。
ホワイトライザーは近づいて、彼女の頭を撫でる。
「ごめんね。もう大丈夫。悪い人はやっつけたから」
そして、このセリフである。
「ふぇぇぁぁああん!おねーちゃーん!」
るしふぁが感極まって、ホワイトライザーに抱きつく。
「いや、僕は男なんだけど。」
「?そうなの?どうしてそんな格好してるの?」
「んぐっ!」
今度は逆に格好について、指摘された。
「まぁ、いっか。じゃあ、オネニーちゃんだね。」
「やめて。その呼び方だけはやめて。」
ホワイトライザーは必死に止める。
「えへへ。でも、ありがとう。」
天使のような悪魔の笑顔を見てホワイトライザーも
つられて微笑む。
悪魔に近かった天使の意識はその頃、天国の門で入国拒否され暴れていた。
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