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天界。
神々と天使達が住む楽園。そこで神は人を見守り、天使達は神の代行として使役され地上に降り立つ。
その中央にそびえる神殿。その中のある一室。
ドアプレートには
『大天使 ミカエル 執務室』と書いていた。
部屋の中には、女性天使がデスクワークに勤しんでいた。
オレンジ色のセミロングの髪がふわりと揺れ、優しい香りを纏い、美しい指先でペンを軽く持つ。
彼女こそ四大天使の一人 聖ミカエルである。
「ふぅ…。ちょっと疲れちゃったなぁ。」
自分の肩を優しくトントンと叩き労る。
「でも、もうちょっとだし頑張ろ。」
彼女の良いところは純粋で健気であるということである。その優しく気品ある性格と美貌から、男性天使から『結婚したい女性天使ランキング』の上位に位置して
「エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァwwwwwwwwwwww」
ドグッシャァーー!!
「きゃあああああ!?」
いきなり、ドアを蹴破り入室してきた天使はランキング70092位の
大天使ガブリエル子ことガブ子だった。
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