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「まぁ、そういう訳でライザーベルト奪還の為にブルーステッキを貸してよ。」
「ダメです。本来、ライザーベルトもブルーステッキも地上の治安維持の為の神アイテムですよ。」
ぷいっと、ミカエルはそっぼ向いた。
ひらっ…
「おっとｗｗｗｗｗｗつい写真落としちゃったｗｗｗｗｗｗ」
「…？」
ガブ子がさり気なく写真を落とし、ド下手な演技で大袈裟に驚いた。
その落ちた写真に写っていたのは……
「いやーｗｗｗまいったｗｗｗまいったｗｗｗつい、いつも持ち歩いてるミカエルの幼少期の写真を落としちゃったなーｗｗｗ第三天使幼稚園でミカエルがお昼寝用のお布団に天使の聖水で奇跡の地図を描いてしまって泣いてる激レアなやつなんだよなｗｗｗｗｗｗ」
「いｄｆふうｇじおえｔ６８いう０ーーーーっっ!!!?」
ミカエルが真っ赤な顔で落ちた写真を拾おうとするも
寸前でガブ子が拾い上げる。
「いやーｗｗｗ人の多いところで落とさなくて良かったわーｗｗｗでも、また落としそうだわーｗｗｗこれは何かに挟んでおいた方がいいと思うんだよねｗｗｗｗｗｗブルー・ステッキとか最適ｗｗｗ持ってる天使が快く貸してくれないかなーｗｗｗちなみにこれ独り言だからｗｗｗｗｗｗ特定の誰か脅したりとか、特定の何か恐喝してるわけじゃないからｗｗｗホント独り言ｗｗｗｗｗｗ」
「うぅぅぅ…」
ミカエルは耳まで赤くして、下唇を噛み、目に涙を溜め
…
悪に屈してしまった…
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