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「オハヨー……」
「あっ。母さん。おはよう。」
ダイニングの入り口ののれんから顔を出したのは、翔太の母 和歌子だ。
翔太と似ており、若干垢抜けてはいるが母子家庭で女手一つで翔太を育てきた立派な母である。ちなみに年齢不詳。
「しょーちゃん。ブラックちょうだーい。」
「また徹夜で仕事したの?あんまり、根詰めたらダメだよ。」
「ママさん。るしふぁに滅ぼされる前に倒れちゃダメ。まだまだ幸せにしてないんだからねっ。」
「いやー。あたしゃ翔太が家事やってくれて、るしふぁちゃんみたいな可愛い娘が出来て…。
あんた達、姉妹がいてくれるだけで、あたしは幸せだよ。」
「ママさん…。」
「母さん……
何回も言ってるけど、ボク男だからね。」
「チッ!
こんなに可愛いあたしの娘が息子のハズがないのに」キリッ
何を言ってるんだ。この母。![image=479060447.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/479060447.jpg?width=800&format=jpg)
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