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そりゃあ、自室に天使が現れ
世界を救え、悪魔と戦え、ショタ
と言われれば混乱するに決まっている。
「…どうぞ。」
翔太は落ち着かせるために、お茶を用意して天使に差し出した。
「気が利くわねwwwいいお嫁さんになれるわよwwwショタ君www」
「翔太です。あと、僕は男です。」
天使のボケを軽く受け流し、翔太は真面目な顔で聞いた。
「それで…いったい、何なんですか…。その天装士というのは…。
僕がそれに、選ばれたっていうのはいったい…。」
ガブ子は、お茶を一口すすり
そして、同じく真面目な顔を作っていった。
「
今、地球は悪魔に狙われてるのよ。
悪魔は、人類を滅ぼす為に行動を開始したわ。地獄に落とされた人類によって、天国と地獄の天秤は悪魔達に有利に傾く。
天国が負ければ、地球はおろか、全宇宙に未来はない。
悪魔を倒す事が出来る唯一無二の戦士。
それが、天装士ホワイトライザーよ。
それに、ショタ君は選ばれた。」
「翔太です。
選ばれたって…いったい、何故…僕が…」
そんな人類や宇宙を守る大役に、何故…自分が?
翔太は、畏れと戸惑いで唇を噛んだ。
あと、この天使はなんで一回名前を間違えるんだろうと思った。
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