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青柳 千早はどこにでもいる14才の女子中学生だった。
黒髪三つ編みのメガネが特徴的な容姿に特別痩せてる訳でも、太ってる訳でもない標準的体型。
大人しく恥ずかしがり屋で消極的な性格。
悪く言えば地味。良く言っても普通。
「今日は…翔太くん来るかな…。」
そんな彼女も恋する相手がいた。
同じクラスメイトの翔太である。
席が隣だった事から縁が始まり、いつの間にか異性として意識し始めた。
「う~~。やっぱり、待ち伏せとかストーカーみたいで気持ち悪いかなぁ……。」
今日も今日とて、翔太が図書館によく行くという情報を聞いて
偶然を装い会いに来たのだ。
千早は図書館の出入り口門前で前髪をくるくる回し、軽く赤面して悶々としていた。
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