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私は動物が好きだ。だから私の家はかわいい動物たちで溢れている。
今日も朝起きると、セントバーナードのリッキーがいつもの場所で待機している。
「おはようリッキー。」
私は軽く彼の頭を撫でると、顔を洗い、服を着替えて階下へ降りる。
「もう秋だなぁ……」
窓の外の紅葉が赤く色づいていた。木陰で佇む小鹿のキャンディがとってもキュート。
ウォールナットの扉を開けてリビングへ入ると、車椅子に座った私のダーリン、ケンがクールに私を出迎えてくれる。彼の持つサラサラの金髪や、吸い込まれそうな翡翠の瞳はいつ見ても美しい。
そう言えば彼は、秋が好きだと言ってたな…
「おはようケン、さ、朝ご飯の準備しなくちゃね🎵」
私は彼に軽くキスしてキッチンに立った。
窓辺の止まり木にいるミミズクのアダムと目が合う。
「みんな、今日もよろしくね。」
紅茶を淹れ、トーストを焼いて私はみんなに挨拶した。
勿論返事はない。みんな剥製なのだから。
動物は好きだが世話が嫌いな私にとって、ケンが遺してくれた今の生活は理想的だった。
どうかこの幸せが、末永く続きますように―――
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