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蝉時雨 五月蝿いほどに 鳴く蝉よ しっているのか 我の命を なんてね…… 美佐子は思いついた俳句を口にしてみた さっ……夕飯の買い物に行ってくるか 足元でいきたえた蝉をつかむと ごみ箱にぽいと投げた
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