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そして、悪夢の昼休みがやってきた。
俺は渋々生徒会室に行く事にした。
ノックをした。
華憐/どうぞ。
一樹/失礼します。
華憐/ああ、一樹ちゃんかまってたわよ。
そう言って姉ちゃんはまた抱きついてきた。
一樹/だからやめろって恥ずかしいだろ!
華憐/もう、照れちゃって誰も居ないんだから恥ずかしがる事ないじゃない。
それに一樹ちゃんとお姉ちゃんの仲じゃない。
一樹/だから姉弟なんだからやめろよ。
華憐/分かったわよ。一樹ちゃんが嫌がるから今はやめてあげる。
一樹/今はなんだ。
それで、姉ちゃんなんで呼び出した?
華憐/そうそう、一樹ちゃんお昼まだでしょ?
一樹/まあ、授業終わってすぐ来たからな~まだ食べてないよ。
華憐/じゃあ、お姉ちゃんと一緒に食堂で食べましょう。
一樹/えっ?マジ?
華憐/なによ~お姉ちゃんと一緒に食べたくないの?
一樹/まあ、生徒会室で食べるんだったら分かるが、食堂で食べるのはちょっと、、
華憐/いいじゃない。行こうよ~
一樹/俺が恥ずかしいだろ。
華憐/分かった、お姉ちゃんが他の男子と話すのが嫌なんだ~もう、一樹ちゃんはヤキモチ焼きなんだから。
一樹/なんでそうなるんだよ。姉ちゃんと俺が姉弟なのはほぼ全校生徒に知られてるし姉弟が昼休みに食堂で一緒に昼食ってたら恥ずかしいだろ。
華憐/分かったわよ。一樹ちゃんのいう通り、ここで食べましょ。
一樹/まあ、ここでならいいよ。
丁度弁当持って来てるし。
華憐/じゃあ、食べましょうか。
それから、姉ちゃんのカップル気取りの昼が続いたのだった。
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