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『さっきのメール、意味が分からないんだけど、迷惑ならはっきりと断ってくれたらいいから』
と、僕はムッとしながらメールを送ったら、魅紗はそんな僕の感情を察したのだろうか?
慌てたようにすぐに魅紗から返事が返って来た
『ごめんなさい、私約束をすると、守らなきゃ守らなきゃって思って、それが気になってプレッシャーになるから約束が苦手なの』
今度はちゃんとした返事だった
僕は今のメールみたいに最初からちゃんと書けよと思いながら…
またすぐに返事をする
『そうか、意味が分かった、ごめんね、勝手に約束と言って』
『ううん、大丈夫ですよ』
『でも魅紗さんは同時に絡むのは苦手なんでしょ、だから僕とは絡めないのは変わりはないよね?』
『違うの、私は本当に同時に話をするのは苦手なんです、今絡んでいる人は、さっき始まったばかりなんだけれど、エッチな話ばかりしてきて面白くないから、断りたいけど、断るタイミングが上手く取れなくて、それに今夜は遅いから明日まで待ってってと言ったの、けしてアニキさんが嫌とかじゃないですから何て書いたら、あの人が見て気を悪くするかもね』
僕はやっと魅紗の言いたい事は分かったが
エッチな話はご法度と先に釘を刺されたみたいで、つまらない堅物女だと
思ったし
おぃおぁそんな事を言っても大丈夫なのか?
そんな事を書くなよと思うが僕も
『嫌ならブラリすればいいのに』
『それはそうなんですけど…それも悪い気がして、このメールを読んで向こうから止めてくれればいいんですけれど、でもこっちの方が悪いですよね』
確かにこっちの方が気が悪い
呆気なくブラリされている方がましである
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