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それからは僕たちは途切れる事なくメールのやり取りが続いている
他愛もない話ばかりだけれど、それなりに弾んでいた
『アニキさん、空が明るいよ』
魅紗からのメールに僕はカーテンを開けて見ると空が朝を迎えようとしていた
久しぶりと言っても、本当に何時ぶりだろうか?
夜が明ける空を見たのは
十代の頃はよく友達と朝まで遊んでいて、よく見ていたのだが、今じゃそんな元気すらない
本当に久しぶりに見る朝焼けに十代に戻ったような気分で僕はハイテンションになり、何とも言えない空の美しさに僕は感動していた
僕は魅紗に返事を送る
『本当だ夜が明けたね』
こんなに何時間もメールを交わすなんて…
思いも依らなかった
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