出逢い

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僕はまだまだ魅紗とメールを続けたいと思っていたが 『アニキさん、そろそろ寝ましょうか?』 とメールが来る せっかく僕の中で盛り上がってるのに、つまらない女だねとも言えないし 『そうだね、さすがに寝ないと不味いよね、また僕とメールをしてくれるかな?』 『こちらこそお願いします』 『ところで、先に絡んでいた人はほったらかしだけど大丈夫?』 僕は時折気になって男性の掲示板を覗いていた 『あっ!アニキさんとやり取りを始めてから返事を出さずに放置したままだった、まぁいいか、向こうも何も言って来ないし、どうせ断るつもりだったから丁度いいや』 それは男が僕と魅紗のやり取りを読んだからで、怒ったんだよと思いながら 僕には到底真似は出来ないと思った まぁ相手がごちゃごちゃ言ってくれば、ブラリして終わりだけれど そんな魅紗に僕は魅せられて行くとは、まだ知らずにいた と言うより、すでに魅せられていたのかも知れない 『じゃぁまたね、おやすみ』 『おやすみなさい』 魅紗とのメールを終わらせると僕は布団に潜る 魅紗の事を考えているうちに… 次に気が付いたのは昼過ぎだった
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