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明日どころか…
今日すら笑顔のない日々を過ごしていた
同じ時を分かち合える彼女もいない
そんな中で人は寂しすぎると何も感じなくなるのだろうか…
黙々と同じ行動を日々続けるだけの毎日
何ひとつ疑問を抱く事もなく
そう…
ただ黙々と…
僕も、その中のひとりに過ぎない
朝、目覚まし時計に叩き起こされ、カーテンを開け、テレビのスイッチを入れて、菓子パンをお腹に押し込むだけ
一言も言葉を発しないままに…
テレビの音だけが鳴り響くだけの小さな部屋
そんな毎日を当たり前のように過ごしていた
『おはよう』
と挨拶が出来る人がいること…
何気ない話を交わしながら食事をすることが
それこそが、掛けがえのない幸せなこと
愛されること
愛するという事も
そう君に出逢うまでは
君が教えてくれるまでは…
みなさんはメル友から始まった恋を、どう思いますか
ありえますか
ありえないですか
この物語は、一通のメールから始まった遠距離の恋物語
『僕はただ君に恋をしただけ』
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