恋という名の淡い気持ち

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『そんな余計な気を使わずに絡んでよ、僕は魅紗さんとメールがしたいんだから』 『アニキさん、関西弁から標準語に戻ってる、可笑し(笑)』 え? 関西弁? 自分では気が付かなかったけれど、先ほど魅紗に送ったメールを読み返してみると 本当に関西弁になっていた 僕は昔、詩を書くのが趣味で、まぁ標準語と言っていいのか分からないけれど、何時も文章を書くときは標準語で書いていたので、ついつい何時もの癖でメールを書くときも標準語で書いていたのだけれど 関西弁になっていたとは… 何時もの僕では無かったようだ そして訳が分かったとたんに安心して何時もの文章に戻ったみたいだ 本当、可笑しいよね(笑) あれから魅紗とは何時もの通り、メールを交わすようになる 魅紗からの音信不通を受けて、僕は本当は誰とメールを交わしたいのかを気付く そして、その思いはまだ淡い恋心だとは気付かずにいた
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