17人が本棚に入れています
本棚に追加
太陽神・天照が輝きを発し、光に燃え盛る矛をもたらす。光は矛を振りかざし、三貴神と共にシロナに飛びかかる。
「覚悟!!」
矛をシロナへと振りかざす。だが矛はシロナの人差し指一本で止められていた。そこへ月詠が聖なる力をこめたレーザーを放つ。
「甘いよ。」
シロナの足元から紅い電撃が渦を巻くように出現、矛とレーザーをいとも簡単に弾き返す。
だが光は諦めない。光は月詠の力を分けてもらい、素戔嗚と共に再度シロナに立ち向かう。
「くらえ!!八俣斬首嵐舞!!」
草薙剣を手に、素戔嗚が嵐の力を纏い、無数の剣撃を繰り出す。剣の一振り一振りが竜巻を生み出し、訓練場全体を揺らす。
「破邪月光閃!!」
光の両手に聖なる力を凝縮したエネルギー弾が出現、二本の極太のレーザー光線と化して、竜巻と共にシロナを襲う。
「陽翔天駆!!」
天照が紅蓮の炎を宿した矛を回転させ、竜巻とレーザーの中に突っ込む。その瞬間、紅い電流が発生、竜巻とレーザーは消滅し、天照は吹き飛ばされる。
「やはり“力”だけは私並…でもやっぱり甘いよ。」
そこには無傷のシロナが立っていた。あれだけの猛攻の中にいて、無傷でいられるはずがない。光は驚愕した。
最初のコメントを投稿しよう!