プロローグ

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「はぁ、はぁっ…」 私は必死に森を駆け降りた。 ー…殺される。 そう直感で感じていた。 「…!!」 目の前には沢山の銃が並べられ、私を嘲笑う。 「大人しくせぇや?姉ちゃん。」 …虫酸が走るわ。 誰が貴方なんかに。 自分の道は自分で決めるのよ。 「お断りよ。」 ニッと笑う瞬間に、それは引かれた。 ー…パンッ 響き渡る音。 私は薄れる意識の中で、 自力で保健室に逃げ込んだ。 …悲しいほどの孤独を感じて。
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