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そんな事を考えていると、後ろから肩を叩かれた。
「おはようございます」
にっこり私に挨拶するこの子こそ、私の守りたい人。
雪立冷華(ユキタチレイカ)だ。
彼女は、優しくお姉さんタイプで誰にでも好かれる。
私とは真逆の「完璧」な人だった。
「おはよう、冷華。」
軽く笑い返すと、すぐに学校に足を向けた。
そんな中ですれ違った人は、絶対に眉を寄せて私の影口を叩いていく。
ー…どいつもこいつも。
心の中で舌打ちをしながら、学校の保健室に向かう。
私のサボり場所。
今日は朝会があるから、ここでサボってようとおもったのだ。
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