ラテン

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「そうだったのか‥」 「…アレ?反応が‥微妙かな?」 「そんな!ビックリしすぎて固まってるだけだから!」 …と、言いながら何となく分かってしまっていた俺。 これは大抵の王道中の王道! 分からないはずがない! 「まあ嘘なんだけど。」 「え~ー!」 「何でそんなに驚くの?」 …嘘だろ? 王道は? 「王妃!そろそろ…あぁ!目が覚めたんだな。」 そう言って如何にも強そうな男がやってきた。 「うむ分かってる。 それより私の恩人に例の物を。」 「分かっておりますとも。王妃。」 「では下がれ!」 「は!!」 そう言って如何にも強そうな男は下がっていった。 俺は驚いた。 …いや、実はそこまで驚いていない。 ただ目の前で見せられると…羨ましい。
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