他人

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「他人だから」と、簡単に割り切れたら、どんなに楽だろうか、僕はフッとそう思う。 妙なお節介、お世話でも、結局は相手の為にじゃなくて、ほとんどが自己満足で終わってる、人の役に立てる自分がカッコイイなんて思う。 「どうしたらいいのやら」 やれやれと、僕は悩む、悩むけれど、答えなんてないと半ば悟ってる。 自己満足は、行き過ぎると、自意識過剰になるし、やはり、偽善者の烙印さえ押されてしまう。 「性分なんだろうね? わかんないけど」善意とか、優しさの気持ちなんて相手にって、赤の他人にとっては不愉快な出来事でしかない場合もあるのに、それに気づかないで、当然のように? 当たり前のように語る奴なんざ、うぜーだけ、つーか、キモい、ヒーロー気取りか、くだらない。 「所詮、恩着せがましいだけの馬鹿なんだ、弱い相手を助けて自分は役立たずじゃないとか思いたいだけ」 リーダー気取りの、ヒーローごっこ、暑苦しくて、熱血気取りの大盤振る舞い、笑えるよな、あーあ馬鹿馬鹿しい、 「最初はありがたいと思えても、だんだんうっとうしいと思えるし、最終的には重荷になるし、プレッシャーになる」 困ってたら、助けなかきゃとか、お前の気持ちわかるぜとか、当然のことように言う奴ほど、他人の、相手の内情なんてわかってない、わかってるなら、余計なことしないだろうに。 あてずっぽうも甚だしい、希望的、観測に基づいた、悪意の固まり、こうならいい、ああならいい、勝手な決めつけ、勝手な思い込み、勝手に暴走して、勝手に自滅する、そのあと、うだうだ、うだうだ、ああしたらよかった、こうしたらよかったと、どうでもいい御託を並べて、くだらない愚痴を零す、最悪なのが他人のせいにする奴、あいつがいたから、こいつがやったから、自分の失敗談なんてわすれて、他人のせいにする。 所詮、自己満足の自意識過剰、傷の舐め合い。 困った時に、無理矢理にでも助けを求めるために、善人ぶる
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