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授業の終わりの挨拶とともに生徒達は友達と喋ったり、次の授業の準備をし始めた。
今の学校にはチャイムというものが無い、そのため先生がその授業の切りがいいところで挨拶をして終わるというのが今の学校だ。
「あ~あ、やっと7時間目終わったー、ようやく次が最後だ」
「カルマ!次はお前の好きな戦闘訓練だな!!」
「ウィルか、やっと来たぜこの時間!!さっさと行こうぜ!!」
「うん!!行こう!!」
そんなことを言い合ってから俺達は教室を勢いよく出ていった。
俺は刀の扱いと近接格闘が得意だ。
俺は怒ると自我を失い人を殺してしまいそうな時があったらしいからあまり人と関わらず過ごしていた。
だが、今俺の隣にいる「ウィル」フルネームは「ウィル・オ・ウィスプ」というやつと友達だ。
俺が怒ると自我を失い人を殺すかも知れないと話すと大半のやつは「こいつ、頭おかしい‥‥」と思い俺に近づいて来ないがウィルは違った、そんな話をしても「友達になろう」と言ってくれたのだ。
そんなこんなで出来た初めての友達だった。
おっと伝えて忘れていたがウィルは銃の扱いに長けている。
そして人種は『ノーマル』だ。
俺もノーマルだと思う。
だんだんと戦闘訓練場が見えてきた。
「よーし!ついた……あれ?」
「どうした?カルマ……って、え!?」
「なんだ…?これ…?」
そこには無惨な光景が広がっていた。
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