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☆side 尊君☆
風呂からあがってほっこりしていたら、リビングでなっちが俺の本を持ってトマトになって固まっていた。
…やっちまった!
ど…どーした俺!?
今日は色々調子が悪いぞ!?
「み…みことくん…」
…なんだろうこの感情。待て俺。ピュアな子にエロ本読ませて興奮するのは変態のやることだよ俺!
「だから、なっちにはまだ早いって言ったでしょ?」
「…うん…しょくしゅが…」
エロい本読んで動揺してるなっちきゃわわ!いやそうじゃなくて。
「今日読んだ本の内容は、氷村様には秘密にしててね?なっちも俺も怒られるから」
「う…うん…うねうね…」
その場はなんとか凌ぐことができたのだけれど…数日後。
―――――――――――
「ちょっと藤堂くん!?なっちゃんにいったい何したの!?
なっちゃんが夜中に『しょくしゅが来る…』って寝言言って怯えてんだけどぉ!」
「藤堂くん、少しお話よろしいですか?」
なんて、ひどくお怒りのチャラ男会計サマに怒られ、凍てつきそうな絶対零度のスマイルを浮かべる氷村様に問い詰められるまでは…
【終われ】
オチがぬるい。
触手本読んで動揺するなっちゃんを書いてみたかっただけの話。
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