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「なぁ、俺ら付き合いはじめてもうすぐ三ヶ月だろ?どっかいかね?」
「あれ?もうそんなに?早いねー、」
今でこそここまで話せるものの、最初のウチは囃し立てられたりなんかしてとてもじゃなかった。
中学3年の春なんてこんなものなのかもしれない。
4月はまだ肌寒い日が残る。
ブレザーの下にカーデを羽織っていてもおかしくない。
「やっぱ遠出すっかぁー」
「えー、お金ないよぉ?」
「じゃぁ…どうするよ?」
話してるうちにもう私の家だった。
「じゃぁ、また明日決めるか!!」
「そうだね、なにも決まらなかった。」
にこにこしながら答えて手を振ってわかれる。
こんなに疲れることなんてなくてもいいのに、
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