第1章

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魔王「ちょ!?きゃぁあ!?」 無数に自分目掛けて飛んでくる火の玉を、魔王は避けたり防いだりしたが余りに攻撃の手が多すぎて次第に押されはじめた。 魔王「くっ!?いつもなら、こんなのかき消しあいつら消炭にしてやるのに!」 普段の魔王なら、眷族達などに後れを取ったりしないのだが。 姫勇者との戦いと逃亡中に不眠不急で何も食べていないため、魔王は酷く疲弊し疲れ果てていた。 そんな魔王など御構い無しに、眷族達は更に火力を上げ火の玉を魔王に打ち続けてくる。 そして遂に……。 魔王「あぐっ!?っあ……ぅぐ」 疲労が限界を越え、魔力が著しく低下してしまいついに魔法障壁が薄れ砕け散ってしまった。 魔法障壁が砕けもう魔王を守るモノはなく、無数の無慈悲な火の玉が魔王に直撃し魔火が魔王を焼きだした。
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