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やっと震えが止まり、眷族達の城に向かおうと立ち上がったそのとき。
辺りを包む空気がビリビリと歪み始めた。
魔王「な、なんなのよ?」
キョロキョロと辺りを見回し、やっと自分が囲まれっている事に気がついた。
(囲まれてる!? それに、この殺気はなんなの?)
刺さるような殺気が四方八方から魔王を串刺しにせんばかりに、注がれているのがわかる。
魔王「ちょっと!私が誰だか分かってるの!?」
この土地を治めているのは自分の眷族達である、なら今自分を囲い殺気を飛ばしているのは眷族達のはずと思い魔王は声を張り上げた。
すると闇間から誰かがゆっくりと姿を現した。
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