4.

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ギュルルルルゥ~~! 盛大になった腹の虫。 言っとくけど俺じゃないよ? その音の主――高城くんは顔を赤らめて、肩を震わせている司を睨んだ。 「君のせいだぞ!君が騒ぐから昼ご飯を食べられなかったんだ!どうしてくれる!」 「ブフッ!責任転嫁乙www原因お前だから、お前が絡んでこなかったら普通に食えてたから……つかすげぇ音」 「……っ!笑うのを止めろ馬鹿!///」 あ~あ、また始まったよ。 早く着かないかな~~。 あ、今の状況を説明すると 授業終わる ↓ ホスト担任から連絡 ↓ 「全校集会あるから体育館集合な」 ってなわけで現在移動中です。急すぐる。 こんな時期に集会っていうのは多分風夜の紹介かな。 イケメン以外には厳しいこの学校であの格好は受け入られるのか……不謹慎だがちょっと興味がある。 燈鳳名物のクソ長い廊下を集団でぞろぞろと歩いていく。沢山の人の中で騒いでいる司と高城くんは悪い意味で目立っている。 こっちまで視線を感じるよ……。 体育館が見えてきたし、そろそろ止めておくべきか。 「ねぇ二人とも……」 「僕が誰に恋愛感情を持とうと、君には関係ないことだろう///」 「みおたん総受けはバッチ来いだが、お前だけはお父さん許しません!」 何の話?
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