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「私は仮にも副会長なんです。……それに今は(如月くんが)///」
え、なんでこっちみてくる。
「照れてる水月ちゃんもかわいーね。抱きついちゃう♪」
「あ、ちょ、離れなさい!」
「今日はかいちょーもいないしさ、呼んじゃいなよー」
「会長がいないからこそ、私たちがしっかりしないといけないんです……ってどこ触ってるんですか!」
これが生徒会……?
ギャーギャーと騒ぐ西華院と海原を唖然とみる。
歳夜叔父さんからきいたのだが生徒会は人気投票で決まるらしい。改めて思うがこの学校は本当に変わっている。
「……コップ預かる」
呆気に取られている間、いつの間にかあの大柄の男が迫っていた。並んでみてその差は歴然となる。
190はある……!(因みに俺は160……より下)
「あの……?」
小首を傾げる彼を見てはっと我に返った。
「あ、ありがとうございます。えと……」
「俺……圷柾貴(あくつまさき)。高二、生徒会書記。宜しく……」
「如月風夜です、こちらこそよろしく」
「ああ!まぁちゃん抜け駆け!俺も俺も!」
自分の名前を告げていると、海原が物凄い勢いでこっちまできた。西華院が解放され、疲れたような顔をしているのがその奥で見えた。
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