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部屋に入ると、先程用意したシチューは冷めていたので鍋に戻して温めなおした
先程とは違い、今度は二皿持ってテーブルへ向かう
コンロに向いていた体を部屋へ向けて驚いた
考え事をしていたせいもあり、真後ろに佇んでいた男の子に気付かなかったのだ
「あっち行こうか」
そう声をかけて歩きだすと、ペタペタと後をついてくる
なんだか可愛いな
少し微笑みながらテーブルにつく
対面に座ると、固まったまま動かずに下を向いたまま
「お腹空いてるでしょ?体も温まるし食べよう?」
声を掛けると顔を上げて見つめてくるので、「ね?」と言ってスプーンに掬って食べる仕草をすると
恐る恐る、といった風に手を伸ばしてパクッと口に含む男の子
ゴクリと飲み込むと此方を窺うように見てくるので微笑んでみると、凄く幸せそうに微笑んで黙々と食べだした
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