0.出会い

6/7
前へ
/7ページ
次へ
うちのクラスは2位だった。 放課後は打ち上げ。 「ごめん! うち今から仕事なんだ」 みんな"えー"と 文句を言い始めた。 高校生活が始まって約3ヶ月 こいつはクラスの 中心人物だった。 そして、入学当初は 雑誌に小さくしか 乗らなかったのに、 最近人気が高くなってきている。 「ほんとごめんね! また、クラスで集まる時は ちゃんと行くから! 楽しんでっ」 と、走って車に乗り込んだ。 あいつこないんだ。 すると、隣にいた 裕翔君がつぶやいた。 「星川さん来ないんだね」 「ん、そーみたいだね」 「残念だな…」 その時の裕翔君の顔は、 恋をしている顔だった。 .
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加